司法書士試験に合格した男

司法書士試験は基準点による調整で、ここ5年の合格者は600~800人ぐらいで推移しています。以前はもう少し多かったのですが、受験者数の減少に合わせて合格者も減少しています。つまり、合格率は以前よりあまり変わっていないということになります。

では、その合格率、どの程度なのでしょうか。
ここで受験者数も含めて、司法書士試験の合格率についてお話してみましょう。

過去5年間の受験者数・合格者数・合格率の推移など

それでは、司法書士試験の合格率についてお話していきますね。下の表は、直近の2018年度(平成30年度)より過去5年間の、受験者数・合格者数・合格率の推移をみたものです。

受験者数 合格者数 合格率(%)
H26 20,130 759 3.09
H27 17,920 707 3.25
H28 16,725 660 3.24
H29 15,440 632 4.09
H30 14,387 621 4.31
ご覧のように、受験者数は年々減少傾向ですが、合格率はあまり変わっていませんよね、平成29年度はちょっと上がり30年度も同傾向です。これは、「合格基準点-司法書士試験が難関試験である理由」でも言いましたが、合格率と合格者を基準に、基準点を調整しているということです。

それにしても、この事実から見れば、司法書士試験は極めて狭き門ということが見てとれます。だって、100人受験して3人程度しか合格できないのですから。これでは。誰も簡単な試験とは言うことができないでしょう。

これでは、受験自体、二の足を踏んでしまいますよね。これは厳しすぎる・・・


「真実の合格率」とは

ただ、これは難関試験にはどれでもいえることですが、実質的な合格率はここまで低くないものと思われます。

受験者にはいろんな人がいます。大きく分けると、「本気で司法書士になりたい人」と「そうでもない人」。「そうでもない人」とは、せっかく法学部なんだから記念的な受験とか、そういうことです。また、本気で司法書士になりたい人でも、まだまだ合格に必要な実力が身についていない人も結構な割合でいるはず。実力的にまだ合格には時期尚早ということです。

あなたが、本気で、しかも合格の可能性がある実力が身についた時点で受験したとしましょう。そんなあなたが、本気でなかったり、実力的にまだまだ足りない人よりも低い点数の可能性は極めて低いはず。つまり、合格を争うライバル足り得ないということです。

「勝負できる」受験生は択一基準点突破する人

別に差別する気は毛頭ないのですが、この司法書士試験特有の厳しい基準点がある以上、真実の合格率は、「択一式問題突破した受験生」が対象になると思われます。択一式問題突破した者でなければ記述式問題は採点されないようです。択一式でかなりの受験生がふるい落とされるのですね。

択一式の基準点を突破できるのは、ここ数年の受験生減少傾向の中では2,000人強~2,500人程度だそうです。そこから、600~800人程度が合格しているわけですから、本当の意味での合格率、「真実の合格率」は30%ぐらいだと言えます。

司法書士試験公表合格率と真実の合格率


「なんじゃそれ?」と思われるかもしれませんが、先ほども言った通り、難関資格試験ではよくあることなんですね。以前、某有名予備校の司法試験講師が、書籍かブログかで、司法試験の実質的な合格率は30%前後で、司法書士試験もそれに近いものがあるはずだというのを読んだ記憶があります。

司法書士試験は難関試験であることはもはや疑いはありません。しかし「合格率3%」ではなく、「勝負できる土俵に上がっている人」なら、実際はもっともっと高い合格率であるということです。

もちろん、「本気で合格したいと思っている人」で「勝負できる実力がある人」の中の上位30%に入ることだって厳しいものがありますが、「合格率3%」よりはいいですよね?受験生、みんながみんな、土俵に上がっているわけではないのですね。

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