
STUDYing(旧通勤講座)司法書士とは
STUDYingとは、「KIYOラーニング」という会社が運営している通信学習専門講座です。通勤講座のコンセプトは「スマホで学べるオンライン通信資格講座」。
何かと忙しい現代人、とりわけ、まとまった学習時間の確保がしづらい社会人が、通勤時間などの「すき間に時間」を利用して学習して資格取得してもらおうという、「社会人のための通信講座」ということがポイントになります。あらゆる「ムダ」を排除し、徹底した効率化を追求することによって、業界最安値と思われる低価格も魅力の一つですね。
学習スタイル
受講は徹底してWeb受講になります。講義はweb配信ですので、PC・スマホ・タブレット、通信機能がある映像デバイスがあればどれでもOK。テキストもweb公開式です。
その他、提供されるあらゆる教材がweb公開ですので、「司法書士試験学習の携帯性」がこの通勤講座の学習スタイルになりますね。
講座の種類
講座は基本的に、単品講座を合わせた「合格コース」。
年次更新になっていますので、例えば、2018年度合格コースを受講している方がいて、2019年合格コースを受講したい方は、格安で講座内容は更新できるという仕組み。
現時点での最新合格コースは「司法書士 総合コース 2019年度試験対応」になります。
講義・講師
講義は映像の他に、音声ファイルのダウンロードもできます。
通勤講座の講義の大きな特徴は、「見やすさ」「初心者への配慮」になるのかなと思います。
講義動画を視聴すると、最初はある種の違和感を覚えます。その違和感、最初はわからないのですが、しばらくすると気が付きます。「およそ講義らしくない映像」です。まるでテレビの情報番組を観ているよう。
これは、もちろんそういう風に制作しているわけで、頭に入ってきやすいように視覚的に理解しやすいように制作しているからなんです。
ちょっと内容的にシンプル過ぎるきらいも・・・
講義動画は、無料登録すればいくつか観れるのですが、無料動画だからかもしれませんが、講義の内容的にちょっとシンプル過ぎる印象を持ちました。初学者に優しいのはもちろん結構なことですが、「このペースで間に合うのかな?大丈夫かな?」という印象を持ったのは事実です。
司法書士試験は、結構細かい知識を求められますからね。無料動画を観た印象はそうです。
講師に関しては、正直、特に印象はないです。講師の力量云々といった学習スタイルではなく、プラットフォームの完成度という講義コンセプトなのでしょうね。
テキスト
テキストは、先ほども申した通り、web公開方式です。冊子タイプもありますが別途料金が必要になります。
内容ですが、これも公式HPで公開されていますが、講義同様、見やすいテキストだと思いました。下に画像貼っておきましたが良いでしょう?試験重要度も記してあるし見やすさの配慮は申し分ないですよね。
但し、これは講義と同じ印象ですが、内容的にシンプル過ぎるきらいが。実際にテキストを観ていないのをご理解いただきたいのですが、その点はちょっと懸念はあります。
カリキュラム
「司法書士 総合コース 2019年度試験対応」ですが、講座の内容は以下の通りです。
- 基本講座(計約120h)
- 要点暗記ツール
- 通勤問題集
- セレクト過去問講座
- 記述式 雛形暗記ツール
- 記述式対策講座(計約19h)
講義スケジュールは以下の通り。
スケジュールはあまりカッチリしたものではなく、受講生の自律性を重視したもの。自由度が大きいと言えますが、反面、強制力は薄いと思います。私は、通信講座はある程度スケジューリングされている方が、一定の学習面での強制力出て良いと思うんですけどね。ルう金講座は強制力は薄いと思います。
フォロー体制
通勤講座の大きなウイークポイントと言えます、フォロー体制が弱いということ。講義内容の質問も受け付けていません。ここは残念なので、是非改善していただきたい点ですね。
費用
講座名 | 受講料 | 内容 | 教育訓練給 付制度適用 |
---|---|---|---|
司法書士 合格コース | 79,800円 | 基礎から択一対策を中心に学びたい方 | 不可 |
司法書士 記述式対策コース | 49,800円 | 実戦的な記述式解法テクニックが身につく | 不可 |
司法書士 総合コース (上2つのコースを合わせたもの) |
99,980円 | 基礎から択一、記述式対策まで効率的に学べる | 不可 |
教育訓練給付制度の適用はありませんが、ただでさえ格安なのですから良いんじゃないでしょうか。キャンペーンも特にめぼしいものはありません。支払方法は、クレジットカード・銀行振込・コンビニ決済・ペイジーから選択できます。
評価レーダーグラフ
講義(・講義) | 4.0 |
---|---|
テキスト | 4.0 |
カリキュラム | 4.0 |
フォロー | 2.0 |
価格・割引制度 | 5.0 |
実績 | 2.0 |
強味と弱味
強味
やはり、10万円を切る低価格は極めて魅力的。多分業界最安値だと思います。あと、初学者には優しい通信講座かもしれませんね。
弱味
強味が逆に弱味になっているような気がします。コストダウンの弊害がないとは言い切れない印象はします。質問ができなかったり、シンプル過ぎる講義・テキスト内容だったり。
また、開講してまだそれほど経っていないので、実績というものも弱いですよね。
どんな人におすすめ?
まず、講座にはあくまで低価格を求めたい方。大手予備校では、この5倍する講座があります。それを考えると、選択肢に入り得る講座ですよね。