司法書士合格に一つ物足りない

司法書士試験って過去問対策だけで合格できる試験なのでしょうか?

過去問とは過去の本試験において、実際に出題された問題のことですが、この過去問をしっかり勉強することによって合格を勝ち取れる試験かどうかが受験生予備軍の間ではひそかな論点になっているようです。

確かに、それが事実あれば対策が明確な分勉強がしやすく独学でも狙いやすくなりますし、過去問だけでは厳しいとなれば何らかの試験対策が必要ということになります。気になるのも無理はありません。

実際どうなのか?解説してみたいと思います。

過去問だけでは不十分

過去問の勉強

司法書士試験の場合、過去問だけでの合格は絶対不可能というわけではないと思いますが、過去問以外の対策も立てるべきだと思います。その方がより合格に近づくからです。

過去問は試験のレベルや出題傾向を把握するための最良アイテムです。司法書士試験においてもそれは変わりません。

だったら、過去問をまんべんなくつぶせば合格できそうなものですが、そうは思ってはおらずちょっと足りないと思います。なぜそう思うのでしょうか。

合格ラインの競争が非常に激しい

激しい競争

最大の理由は合否当落上の競争が激しいことです。

司法書士試験は絶対評価ではありません。相対評価です(「合格基準点-司法書士試験が難関試験である理由」参照)。周りの受験生の出来如何が自分が合格できるか否かを左右します。つまり、ライバルが存在し、明確な競争が存在する試験です。

さらに、司法書士試験は例年合格点が高く、70点程度では不合格になってしまう試験です。真剣に合格を狙っている受験生たちはそんなことは重々承知していますから、合格ライン付近にはたくさんの受験生がひしめき合っているのです。

1問の正誤が合否を左右する世界。ここから抜け出すためには過去問だけでは心許ないです。合格ライン付近にいる受験生はみんな過去問などしっかり押さえています。だとすれば過去問対策は当然としてプラスアルファがあれば合格可能性は高まりますよね、ということです。

未知の問題に対応するため

未知との遭遇

もう一つは未知の問題に対応するためです。

例えば、憲法や刑法は試験に導入されてからそれほど長い期間が経過しているわけではありません。過去問ではまだ範囲を網羅していないので、年度が変わるたびに未知の問題が出題されても決しておかしくありません。

民法などの老舗科目だって、かなり細かい知識も問われますので、未知の問題はまだ全然出題されます。1問の正誤が左右される試験です。過去問だけだと心配だと思いませんか?

某講師のお話

答練講義

私、何年か前に某大手予備校で教鞭を執った経験のある司法書士試験講師とお話する機会がありまして、こんなことお聞きしました。

「司法書士試験に合格するには過去問だけじゃ不十分だ。過去問をしっかり仕上げてくる受験生はたくさんいる。そこから抜け出すにはプラスアルファが必要」

旨のお話でした。

司法書士試験を知り尽くしているプロがそう感じているのですから、やはり過去問だけでは不十分な試験なのでしょう。司法書士試験は基本的に知識を問われる試験です。だから細かいところを問われるのであって、そこに対応できるか否かが試験の合格を左右するのですね。

未知の問題に触れること

では、「過去問以外のプラスアルファ」とはどんなものなのでしょうか。

それは、過去問をしっかりこなした上で未知の問題に触れることだと思います。合格を狙うなら過去問はしっかりつぶすのは当然として、その上でこれまで触れたことのない未知の問題に触れるのです。

答練講座を取るのもソリューション

具体的にどうすれば未知の知識が身に付くのか。一番良いのは、予備校で実施される答練の講座に参加することです。同じ理由で模試も積極的に受けるといいでしょう。

答練や模試で出題される問題は、すべてではありませんが、大体が新規のオリジナル問題です。つまり、未知の問題です。それを解説付きで解くことができるのですから、可能なら答練講座を取得するべきですね。

大手予備校なら答練付きの司法書士講座もありますので、チェックしてみても良いですよね。

まとめ

ご覧のように、司法書士試験は過去問だけでは合格は無理ではないと思いますが、より確率を上げるべく、過去問とは別に未知の問題を解くことに取り組むべきだと考えます。

行政書士試験などは過去問主義であり合格は絶対評価で決せられることから、過去問でも合格はできると思いますが、司法書士はそうもいきそうもないということです。

いずれにせよ、アウトプットとして答練は必要ですし、講座の内容として答練・それに類似するカリキュラムは組まれている場合が多いので、合格を目指す方は検討してみてください。

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