独学は孤独?

司法書士って独学では合格は無理なのでしょうか?これから司法書士の資格を取ろうと考えている方にとって、一つの論点と言いますか、ハッキリさせておきたい事だと思います。

だって、独学で司法書士試験に合格できるのならわざわざお金出して予備校の講座を利用して勉強する必要もないですしね。

このページでは、司法書士試験合格は独学では無理なのかの是非について、そしてその理由についてお話していきたいと思います。

司法書士は独学では無理ではないが

司法書士試験は独学での合格は無理ではないと思います。実際、これまでの司法書士試験において、独学で合格した受験生も存在していることでしょう。そういう意味では不可能ではないと思います。

独学で合格できるのは一握りの人間

もっとも、独学で合格できるような方は、合格者の中でも一握りでしょう。1割もいないと思います。

なぜそう思うのか?それは単純明快、司法書士は独学で合格できるような難易度の試験ではないからです。だから、独学で合格できるような人は、この「常識」を超えた方ということなのだと思います。

司法書士試験が難易度が高い理由

司法試験祖試験が難しい試験である理由は4点挙げておきます。

  • 試験科目が多い
  • 科目によっては難易度がハイレベル
  • 合格基準点が高い
  • 合格率が低い

試験科目が多い

司法書士試験は全11科目から出題されます(「司法書士試験の科目について」)。詳しくはリンク先のページをご覧いただきたいのですが、これは行政書士試験の6科目や司法試験予備試験筆記の9科目よりも多のです。しかも、11科目全科目はたった1日しか開催されない筆記試験にすべて出題されます。不動産登記法と商業登記法は記述問題が出題されますので、なにかと準備が大変です。

科目によっては難易度がハイレベル

司法書士試験は私法系科目が大多数を占める試験です。公法系科目である刑法や憲法などは問題自体の難易度はあまり高くないといえます。しかし、メインの民法や商法会社法、不登法や商登法の難易度は高いです。

登記法なんて法律の中でもかなりの専門分野だし民法なんて予備試験よりも細かい知識が問われます。

合格基準点が高い

司法書士試験は70点程度では合格できない試験です。それは合格基準点が高く(「司法書士試験が難関試験である理由」)、そこに届かないと合格できないのですね。

これは合格可能な実力がある受験生が合格ライン付近にひしめき合っているからであり、ほんの些細なミスで天国から地獄へ…というかなり厳しい競争の試験なのです。

合格率が低い

そんな試験の合格率は3~4%程度です。国家資格試験では最低レベルです。予備試験と同程度ですね。ちなみに、行政書士試験は10%強、宅建試験は15~18%ぐらいです。

こんなに厳しい試験、独学で上位3%4%に入る勝算はあるのでしょうか、上位者は予備校利用しているのに。

独学のメリットデメリット

メリットとデメリット

独学で司法書士に合格するのはなぜ厳しいのでしょう?試験難易度が高いことが理由とは前述しましたが、その分一生懸命勉強すれば勉強時間が同じであれば独学だろうが予備校だろうが関係ない気もしますが…

実は合格のために大事なことは勉強時間ではなく、その勉強の中身なのです。それは独学のメリットデメリットを挙げていくと問題点が浮き彫りになってきます。それぞれ解説していきましょう。

独学勉強のメリット

  • 費用がほとんど掛からない
  • 何にも縛られずに気軽に勉強ができる



独学の良い点とはまず費用ですよね。まったくではありませんが、市販テキストなど買い揃えても2万円程度ではないでしょうか。予備校利用を考えれば桁が違います。

また、誰にも何にも拘束されずに完全自分のペースで勉強ができます。合格へのプレッシャーもないでしょうし、お金掛けてないですからいつでも止めることができます。

独学勉強のデメリット

道を間違わないで!

次いでデメリットです。

  • 法律、司法書士試験の素人が独学で勉強するので知識取得までに時間が掛かる
  • 試験範囲のメリハリ付けが出ない
  • 試験テクニックがわからずじまいで試験に臨まなければならない
  • 誤った方向に勉強が進んでも誰も修正・アドバイスしててくれない
  • 何の強制力もないため、勉強のモチベーションが続かない



ようは、(初心者であれば)法律や司法書士試験の素人が自分一人で勉強したってたかが知れているということです。

独学受験生のほとんどは失敗する

この独学のデメリットを踏まえるとどうなるか?

確かに、費用はテキスト等の教材の実費支出で済みます。だから気軽に勉強が始められますし、勉強を進めていってもノンプレッシャーで過ごせるでしょう。

しかし、結局、理解が致命的に遅くなるので当然勉強がなかなか進みません。理解があらぬ方向に進んでしまって戻るのが大変になる場合も出てくるでしょう。

そんなでは合格にふさわしい実力が身に付くのはいつになるのか…受験生の中には10年勉強して合格できない受験生もいると聞きます。そのモチベーション維持は称賛できますが、多くの人はそこまでいかずに諦めるのではないでしょうか。

つまり司法書士試験受験に失敗してしまうということです。殆んどの独学受験生がそうなってしまうのではないでしょうか。

判断ミスは誰でもあることですから仕方ないとして、もっともっと早い段階で「このやり方は間違っているんじゃないか」と疑問を持って何らかの方向転換は取るべきだったと思いますが…

独学は避けて予備校を選択すべき

ご覧のように、かなり厳しい難易度を誇る司法書士試験に独学で挑むのは合格の最善方法とは決して言えません。ならば、本気で合格したいためにはどうするべきか?

独学のデメリットは予備校で解決できる

やはり、予備校を利用して合格を目指すべきと言えます。独学のデメリット、実は予備校で解決できます。

独学と予備校の最大の違いは、司法書士試験を知り尽くしたプロの講師から教えてもらえることです。市販でも質の高い司法書士試験テキストはありますが、それでも誰からも教えてもらえませんから、テキストの質はあまり関係ないと思います。

誰かプロに教えてもらうこと、これが合格に足る実力を最速で身に付ける最善方法です。

社会人受験生は通信一択

普段は何らかの仕事をしている社会人が司法書士を目指そうというのなら、独学という選択肢は捨てて予備校を利用すべきです。通信講座を利用すればスマホ一つあればどこでもいつでも講義が受けられますし、効率的に勉強が進められますので、最終的な勉強時間も短縮できるでしょう。

一般的に司法書士の勉強時間は最低でも3000時間は必要と言われていますから、1500時間程度までは短縮可能だと思います。勉強開始時期にもよるでしょうが、一発合格の可能性だって排除する必要はないと思いますよ?

10万円以下で受講できる講座もある

独学を選ぶ最大の理由は費用の点だと思います。「そんな高いお金出せないよ」そうですね、お気持ちわかります。

まあ、学習サービスを提供してもらうのだから費用が掛かるのは仕方ないです。司法書士試験の講座は上は50万円程度(伊藤塾)、下は10万円以下(スタディング)で受講できるのもあります。いずれも人気講座ですので、それぞれに合った予備校を探してみてください。いずれも通信講座は用意されています。

まとめ

司法書士試験は、文系国家資格試験の中でもかなり難易度が高い試験です。そんな試験に費用が掛からないからと言って独学で臨むのは、個人的な意見ですがちょっと時間の無駄という気がします。もしあなたが本気で司法書士になりたいというのであれば、最初から予備校を利用するべきです。独学でソロソロと始めて途中で予備校なんてこと言わずに最初から。

予備校を利用すれば質の高い効率的な勉強が可能になりますし、そうなれば当然合格までの期間は早まります。本気で司法書士になりたいのであれば1年でも早く合格を狙うべきです、モチベーションがあるうちに。

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