
いうまでもありませんが、実力は段階的に身に付けていくものです。それはインプット講義で合格の前提となる知識を身に付けて徐々に肉付け、そして、答練などのアウトプットで試験に対応できる実力を付けていく。「合格は一日にしてならず」です。
その合格できる実力を身に付けるため、各講座、様々な講義・答練・教材を用意しています。特に大事だと考えるのがアウトプット関連ですね。アウトプットは、インプット以上に大事と言える段階です。インプットだけでは絶対に合格できませんから。
そのアウトプット含め、司法書士試験合格のために各講座はどんなソリューションを用意しているのでしょうか。
どんな教材・講義があるのか?
※順番は50音順です。
講座名 | 概要 |
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伊藤塾 |
2019年合格目標 司法書士入門講座 1年コース本科生
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クレアール |
2019・2020年合格目標 合格ルート 1年スタンダードコース
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資格スクエア |
【2021年向け】初学者向け合格フルパック
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通勤講座 |
司法書士総合コース[2019年度試験対応]
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LEC東京リーガルマインド | 2019年合格目標 新15ヵ月合格コース春生
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カリキュラムを見て感じたこと
各社、色々考え方やコストによる違いが最も出てくるところなのかなと感じています。
基礎講座の講義については「講義で比較」を参照頂きたいのですが、トータルで見ると、基礎講座である程度インプット知識を多めにするタイプと基礎は比較的薄めで徐々に肉付けするタイプがあるようです。
ただ、学習のタイムテーブルは、基本的に各講座同じようなものです。民法から始まるし、インプットとアウトプットが並行して進行していくという。
それと、アウトプットが大事と言いましたが、その辺の考え方も出てきますね。
伊藤塾
下の学習タイムテーブルをご覧になって頂ければお分かりの通り、インプットとアウトプットがほぼ平行に進行していきます。初めにインプット講義を済ませて、そのあとにアウトプット・・・というスタイルではないのですね。
これは、民法や不登法や商法系などの重要科目を重点的に学習して下三法的な科目を後ろまで引っ張るという、科目でかなりメリハリを付けることが特徴なのかなということですね。
あと、模試が付いているのもうれしいです(笑)。模試は最低1回は受けてほしいですから。
クレアール
クレアールは、やたら講座内容がたくさんありますよね。実際、学習内容もかなり濃いと言えますが、段階的に細かく肉付けしていこうという哲学なのでしょう。これは伊藤塾やLECとは異なる部分ではないでしょうか。
それにしても、きめ細かいですね。
資格スクエア
結構アウトプットは充実しているのかなと思いました。価格を考えればコスパは結構高いと思うのです。
通勤講座
下の学習タームテーブル(なのかな?)をみる限りの話ですが、こちらだけが他講座と異なるような気がします。択一と記述式を明確に分けているスタイルですね。もともと別の講座なのをパッケージしたコースなのでそうなったということなのでしょうが。
それと、他の講座は割とスケジュールがきっちりされていますが、通勤講座は、受講生の自主性に委ねると言いますか、そういったものはないような感じですね。
自主性とは聞こえはいいですが、個人的にはある程度スケジュール的に縛った方が良いと覆いますね。通信は多少の強制力を伴っていかないと、継続勉強の点で支障をきたす場合がありますので。
LEC東京リーガルマインド
カリキュラムは上の表にある動画で解説していますので、まだの方はご参照ください。アウトプットの充実はこちらがベストではないでしょうか。模試も4回分あるし。