午前の科目

「司法書士試験筆記試験の内容 時間割・科目・問題数」の補足のような形になりますが、司法書士試験の科目について、もう少しお話しようと思います。

試験は午前と午後に分かれますが、このページでは午前に実施される科目について。午後に実施される科目については他のページでお話します(コンテンツ下部にリンク貼っておきます)。

午前は4科目

司法書士試験は11科目から出題されますが、午前はそのうちの4科目です。「民法」「憲法」「刑法」「商法・会社法」です。順にお話していきましょう。

民法

民法は「私法の一般法」と呼べるもので、「私たちの社会生活の基本的なルール」とでも呼べるものでしょうか。民法は1044条まであるそれは膨大な法律で、その中でもいくつかの項目に分けられています。

  • 総則
  • 物権法
  • 債権法
  • 家族・相続法

大きく分けるとこんな感じになります。

物権法が最も重要

司法書士試験においては、登記申請のスペシャリストということで物権法が最も重要になると思います。その中でも「物権変動」「担保物権」あたりは、非常に細かい知識が問われ、結果、かなり難しい問題が出題されます。

私の印象ですが、この辺りは、司法試験の問題よりも難易度が高いという気がします。問題の傾向が違いますので一概には言えませんけどね。いずれにせよ、司法試験よりも細かい知識が問われるのは間違いないと思います。

「民法を制する者は司法書士試験を制す」

司法書士試験における民法は最重要科目です。民法が苦手だと、断言します、試験には受かりません。逆に、民法が得意になれば合格に近づきます。

「民法を制する者は司法書士試験を制す」と誰かが言ったかどうかはわかりませんが、これは真実だと思います。司法書士試験はその科目の多くが民事系の法律、すなわち、民法の派生法ばかりです。こんな試験に民法が苦手なんですって人が合格できるわけないですよね?

ですから、勉強開始の当初から民法は取り掛かって、じっくり確実にモノにしなければなりません。

憲法

憲法とはいろんな言い方ができると思いますが、「法律」とは違います。「法」ではあるが法律ではない。「なんじゃ?それ」と思われるかもしれませんが、事実そうなのですね。詳細は「憲法と法律はここが違う① -法律とは」をご覧ください。

司法書士試験における憲法は、メインではありません。問題数も多くないし難易度それほども高くありません。

刑法

刑法は皆さんイメージ沸きやすいでしょうね。まさに刑罰の法律です。厳密にいえば、刑法は憲法の派生法といえます。憲法31条の罪刑法定主義を具体化したものが刑法ですからね。

司法書士試験においては、憲法同様、重要度は高くありません。

商法・会社法

「商法」と「会社法」は一応、別の法律なのですが、以前は同じ法律でした、というよりも、商法の一部に会社法があったというイメージです。

それが会社法が大幅に整備されたのを機に商法から独立したという感じです。そういう経緯もあり、関連性も高いのでまとめて一科目になっているということです。

どんな法律?

商法とは文字通り、「商いの法」です。物の取引については民法にも規定はありますが、商法は民法の特別法であり、商行為・営業における取引については民法よりも商法規定が適用されます。

会社法とは、「会社」という営利団体における設立や組織・管理・運営を定めた法律です。会社にはいくつかの形態がありますが、メインは「株式会社」になるでしょうか。司法書士試験のメイン科目のひとつに商業登記法がありますが、これはこの会社設立の手続法という感じです。

司法書士試験における商法・会社法

民法や不動産登記法ほどではありませんが、商法・会社法も重要科目と言えます。商業登記法と同時進行で勉強していくケースもありますので、民法・不動産登記法の関係と同様と考えていいです。

商法は、民法と近い感覚で勉強できますので、民法を済ませた方であれば、それほど難しくないと思います。条文数も少ないですしね。会社法の方が出題数は多いですが、それなりに細かい知識が問われます。会社法自体が条文数も多いので、なかなか大変な法律だと思います。

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